温泉豆知識
■温泉とは そもそも温泉とは何でしょう?温泉と言うと地表から熱い湯が湧き出るイメージがありますが、実は熱くなくても温泉の場合があります。これは温泉法で定義されているところによると、地中からゆう出する温水、鉱水及び水蒸気その他のガス(炭化水素を主成分とする天然ガスを除く。)で、25度以上、または定められた量以上の物質を有するとされています。ですから25度以下であっても温泉ということもあります。定められた物質の内容についてはこちらの表を見てください。 ■温泉の分類 温泉の分類で一番知られているのは温泉成分による分類です。成分分析表で「ナトリウム塩化物泉」とか「アルカリ単純泉」とか書いてあるアレです。温泉のガイドブックでもよく見ますし、このページの温泉データベースの泉質もこの分類方法を使っています。時々「石膏」とか「土類」とか漢字だけで表現される泉質を見とことはないでしょうか?これはどうやら古い泉質名のようです。
ところで、温泉に入ると同じアルカリ単純泉でもやけにヌルヌルして濃そうなところや、家の風呂とあまり変わらないくらい薄い感じのところがあるのに気がつきます。これはph(ペーハー)の違いによるものです。
このようにphの数値が大きいほどアルカリ度が高いということができます。しかし実際に湯船に入ってみるとph値が高いのにそれほどアルカリを感じなかったりすることがあります。これは温泉分析表に記載されているものはあくまで源泉のデータだからです。途中で薄めているところは当然値も低くなります。 (続く) |