2002年のGW。会津方面に行こうということで、桧原湖にある早稲沢温泉を目指した。猪苗代湖より少し北に行った裏磐梯と呼ばれるところだ。このへんは桧原湖の他にもいくつかの小さな湖や池があって散策路も多い。最近は温泉だけでなく散策路をぶらぶらしながら野鳥観察をするのも楽しくなってきた。
宿にチェックインする前にレンゲ沼の遊歩道をぶらぶらと歩く。雑音が全くないので都会の喧噪を忘れるにはぴったりの場所だ。 音が無いことがこれほど心を落ち着かせるのだということを実感。
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翌日は、桧原湖畔にある立ち寄り湯「湖望」でぼけーっとした時間を過ごす。人気のない湖を黙って眺めていた。少し湖を車でまわって散策路を探した。野鳥の森の散策路を歩いていたら雨が降ってきたので雨宿りも兼ねて食事をして二日目の宿へ向かうことにした。このへんは二泊くらいしてもう少しゆっくり散策したいところだ。
しかし、次なる温泉地にも期待が拡がる。
桧原ふれあい温泉「湖望」とその周辺。水芭蕉が満開にはあと一歩。眺望の良さに大満足。
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■高湯温泉
<静心山荘>
一日目は予約できていたので気にしていなかったが、二日目はどこへ行くかも決まっていなかった。どこかには泊まれるだろうと早朝から越後屋からあちこち電話したがどこも満杯。鷲倉温泉とか野地温泉あたりと思っていたのだが諦めることにした。
このまま帰ることになるのかなと思っていたところに偶然キャンセルが出た高湯温泉の「静心山荘」に決まる。その日の宿も確保できたのでホッと一安心。綿密に計画を立ててコースを決める方には信じられないであろうが、この一瞬がうれしい。 |
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静心山荘外観
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源泉かけ流しの内湯
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さて、静心山荘はその名の通り山小屋風の建物で、泊まった部屋からは立ち寄り客が次々と車で訪れては帰って行くのが見えた。夕食は食べきれないほどの量でしかも美味しい。木造りの浴槽は酸性硫黄泉でもちろんかけ流しだ。本当にラッキーだった。キャンセルした人に感謝。 |
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<玉子湯>
高湯温泉と言えばやはり「玉子湯」をはずすことはできないだろう。翌日チェックアウト後すぐに立ち寄ることにした。こちらは予想を上回る規模の旅館でチェックアウトの客でフロントはあふれかえっていた。「静心山荘」は内湯のみだったので、白濁した露天風呂に入れるのはうれしい。しかし、さすがに有名な宿だけあって最初独占状態だった浴槽もあっという間に午前中の立ち寄り客でいっぱいになってしまった。
ここの湯をゆっくり楽しむにはやはり宿泊した方が良さそうだ。それでも眩しい太陽の下で足を伸ばして湯舟に入れたので大変幸せだった。
意外に広い玉子湯。源泉が湧き出ている後ろには散歩コースがあった。
■終わりに
東京に住む私にとって会津方面はGWなどのまとまった休みが取れる時期でないとなかなか出かける機会もない。しかし、近場で済ませようとすると混雑もひどく、かえって疲れてしまうことも多い。音のないところでゆっくりと過ごしたいと思うときは少々遠くても足をのばしてみた方がよい。私のように無計画に行くとあせることになるが、ぶらぶらしながら偶然素敵なスポットを発見できるという楽しみもある。
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■みちのく福島路ビール
地ビールレストラン「セントヒルズ・ラーツケラー」は高級感のある落ち着いた場所だが、他の施設もたくさん集まった場所なので、買い物や観光客で混雑する場合もある。ともかくビールを飲みたいと思ったら地ビール販売所に簡単なつまみとビールを飲める野外テーブルがあるのでそちらを利用するのも良い。
http://www.f-beer.com/
〒960-2156 福島県福島市荒井字横塚3 -182
TEL(024)593-5858 |
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2002/09/03
MINT
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